第一回 わっかない平和マラソン
8/31 金曜日の夜
夜行バスに乗って稚内に帰った
今の夜行は個人用のカーテンがあり、凄くいいと思ったけど、真後ろの客に恵まれず熟睡なんて出来なかった。
9/1 土曜日 朝5時半に到着
そして一度仮眠
目が覚めたら父ご飯で幸せ。
車を使いたいので父を職場へ送り届けた。
その足で爺ちゃんと婆ちゃんに会いに、お寺へ
西浜周りで帰宅して、家の掃除。自分の身支度を整えて、、、
小雨降る中コースの下見へ出発。
今回の山場となる、恵北〜メグマ〜増幌へ
宗谷岬から続く海沿いの道から一度、防風林を越え牧草地を走る
驚いたのが、防風林を抜けて直ぐの上り坂…ゆるゆると長い…
それから増幌へ抜ける道もまた上り坂、そして下り坂…=折り返し後も、上り坂…下り坂…
予想はしていたけど、実際見ると上り坂がとても長い。
折り返しからの景色は素晴らしいのだけど、本番はどのくらいこの景色を見ることができるんだろう。とゾクゾクして、改めてフルマラソンが恐くなった。
でももう申し込んじゃったし、しかも明日本番だし。っていうか、わざわざ帰ってきてるし、走るしょ。って私の中のポジティブが励ましてくれたのでとりあえず写真を撮る。
道外の参加者からは景色については賞賛されるだろうな…と思う。
それから2度恵北をぐるぐる回り、インスペクション完了!あとは市内の道をぐるぐる走り最後はしっかりとドームまで。明日はここに来れるのかしら?と思いながら、またポジティブさんが
別にゴールできなくても死ぬわけじゃない。気負う必要なんか無い。と有難い励ましをいただたいた。
その後は、父の再就職先で販売されているドーナツを買い、知り合いと待ち合わせ、少し話し解散。
出来ることはやろうと、持ってきた勉強道具で一応ガリガリ行いました。
父の友達も合流して三人でお好み焼きパーティーをした。
誰かと食べるご飯はいつもよりモリモリ食べれるな〜って思う
そしていよいよ本番の朝!
宗谷岬は寒く、荷物を預けたらすぐ、あやかの職場で温まらせてもらい、たくさんおトイレを借りた
スタートでの周りはやはり道外の参加者が多かった
あーか
と一緒に、スタートから。まだ余裕の表情。
スタート後、暫く一緒に居たけどはぐれ
私は4時間半のペースランナーに着き、恵北を抜け国道に戻るまで頑張った。
そこまではランナーさんが、激励をし続けてくれて、懸念して居た上り坂もなんとか乗り切ることができた。
ただ折り返し後は、やはりフルマラソン。ペースアップについて行けず、吐き気と胃痛が始まったのでペース走から離脱。その頃にはもう声問に入って居た。声問の給水には、スキー連盟の顔触れ。ワァーーーーと水を貰いながら、頑張ろう!と水を浴びた。
そこからは、周りの助言を聞き「歩かない」と心に決めて、どんなに遅くても、抜かされても頑張って進んだ。
走りながら色々なことを考えると思ったら、そうでも無く
・もう辞めよう
・痛いなぁ
は意外と出演数は少なく一番多かったのは
1秒間に三歩進む。というリズムを取るための
1・2・3、1・2・3、だった。
市内に入っても向かい風は止まず、寧ろ一人だったので強く感じた。でも、風〜〜って思うたびに沿道の人たちの声援が嬉しくて、本当に足が動くパワーになった。
31キロを切ったあたりから、1キロってこんなに遠いっけ?と思うくらい遠かった。
ペースランナーさんが30キロをすぎた辺りから
「フルマラソンはここからだから!」と言っていた、確かにその通りできつかった。
練習不足もあるが、足も動かない、急に息が上がり始めて、色々な所が痛み出した。
やっぱり長距離練習って大事よね。と思っているうちに、北酒販から港へそして見える稚内開基百年記念塔と防波堤ドーム。私のいつものランニングコース。子供の頃から見ていた景色、ヘロヘロで向かうと、ドーム直前のT字路でお父さんが待っていた。
思わずえずいてしまったけど(涙で)そこは堪えて、ゴールへ
途中つらくて何回も指輪を触った
後半なんか本当にずっと触ってた。一人で走りきれるか不安だった。一緒に出よう。俺が一緒に走ってやるし、絶対ゴールさせる。そんなこと言ってたなぁ、もしかしたら市内に入ってから、お尻叩いてくれたのかな。って、ゴールテープが見えると涙が出てきた。
一人で走ったけど、ここまで来るには一人じゃ来れなかったな〜って強く思った。
ゴール後、渡された濡れタオルがありがたかっな。
そんなこんなでボロボロのゴールでした。
4:41:55 風が強くて、間に合うか不安だったけど、タイムを見てホッとした。
経路
そして珪藻土でできたメダル
これは帰宅して、仏壇に飾ってある。
ゴール後、撮ってもらった写真
その後、川内優輝選手を見つけて一緒に撮ってもらった写真
それからマッハで風呂に入って
お父さんの運転で札幌へ出発。
ずーっと雲だった利尻富士が顔を出してくれて、本当にいい日だった。
一時は出るのを諦めかけたけど、走ってみると
出て良かった。って強く思った。
そして周りへの感謝の心が、溢れてきた。
辛かったけど、フルマラソン
ちょっとハマりそうです。